2017年6月21日水曜日

CM素材の搬入は基準に従って


5月から今まで制作+納品が続いておりました。
忙しいというのは、ありがたいことです。



本日も20本を超えるHDCAMテープが旅立って行きました。
この度は規模も大きく、全国20エリアで放送されます。
緊張します。


そんな訳で、20局となると当然ながら初めて搬入する放送局ばかりです。
慣例・通例がままある放送業界で、製品の仕様を合わせていくのは大変です。

そこで、民放連が発行しているガイダンスをよく読んで勉強しました。
これまでも読んではいましたが、自分なりに解釈して、
クレジットやテープラベルなどもアレンジを加えていました。

この度はあらためてガイダンスを読み直し、
まさに「教科書通り」のクレジットやラベルを新規に作成。
搬入段階でNGが出ない様にしました。


勉強すると不安や心配が無くなります。

何歳になっても学ぶことは大切ですね。


ちなみに民放連のCM搬入ガイドは随時更新されているので、
以前読んだことがある人でも今一度確認した方が良いかもしれませんぞ。


2017年5月2日火曜日

カラーコレクション カラーグレーディング


映像の色の補正についてです。

「カラーコレクション」「カラーグレーディング」。

どちらも映像の色を調整する作業の呼称です。


今回はこの「カラーコレクション」と「カラーグレーディング」について
違いをはっきりさせたいと思います。


「映像業界ではこう使い分けてます」という意味ではありません。

単に「言葉」「英単語」として捉え、意味をはっきりさせたいと思います。





カラーコレクション=Color Correction



Color = 色

Correction = 補正


Color Correction = 色補正  です。


色を補正する、のがカラーコレクション。カラコレです。


おかしなところを直す。

薄くなったり濃くなったりしているところを直す。

色を正しく再現できていないところを直す。

直す。 のがカラーコレクション。



ちなみに「パリコレ」「ナガコレ」などでつかう「コレクション」とは
英単語が違います。
パリコレ等の場合は collectionです。

Collection = 新作の作品集
趣味のコレクションなら「収集物」となります。





カラーグレーディング = Color Grading



Grading = Grade + ing 

Grade(動詞) = 等級をつける  

Grading = 等級をつけていく = 色の優先順位を決めていく


優先順位を決める・・・では意味がはっきりしません。
ここからは意味を汲み取ります。「意訳」です。


優先順位を決める = はっきりさせる 

というところでしょうか。



さらに意訳すると、

色を表現する

というあたりに落ち着きます。



直すのか、表現するのか、という違いです。



被写体の肌の色とか、誰かの絵画とか、
現実にあるものに近づけていく調整を「コレクション」。


ある世界観を構成する為に、
画面全体にダイナミックな色調整を施すことを「グレーディング」。

ということになります。



意味を知ることは違いを知ることにつながりますね。




ところでこの「色補正」についてです。

弊社では「ここ一発」のロケではS-Log3を使っているのですが、
この度、Final Cut Pro XがS-Log3に対応したとのことで、
その実力をみてみました。



まずは 撮りっぱなしのS-Log3。
被写体は撮影前にテストで映った私です。


波形もギュッと圧縮されています。


続いてはPremiere Proにあらかじめ入っている色補正エフェクトの一つ
「Lumetri カラー」。ルメトリカラー?って読むのかな?

これの中に入っているS-Log3用のルックアップテーブル(LUT)を適用し、
少しだけ調整をしたものです。



波形もグワッと広がっています。波形が幅広いほど良い映像です。


そして最後がFCPX。
素材の「情報」タブにある「設定」という項目でS-Log3を選択できる様になっています。
こちらもLUTを適用した後、少しだけ調整したものです。

色は変えていないのですが、Premiereよりも青い感じ。


以前のテストでも同じでしたが、
色をちゃんと補正しないと、
FCPXは全体的に「青く」なる傾向がある様です。




ちなみにLUTをあてずに、これくらいの仕上げが個人的な好みです。
うすーい うすーいのがなぜか気に入っています。




ですが、今回の案件では、これくらいの色合いでいきたいと思います。
Premiere Proです。


色は奥が深いですね。
ここから更に進んだ色調整をするには、
Davinci Resolveという「沼」に向かわねばなりません。
深そうですなぁ。






2017年4月19日水曜日

おもしろいCM


Youtube サントリー公式チャンネルより)

このCM、本当に面白いですね。
ストーリーも楽しいし、見た目も楽しい。
全部面白い。

コワーキングスペース、有給消化、リモートミーティング。
で、会社に誰も来てない。

「盛ってる」のは分かります。
でも田舎暮らしの私には、全部本当のことの様に感じられます。
都会はきっと、そんなんだろうなぁ、と。
webやアプリに携わる人たちは、そういう感じなんだなぁ、と。

そういう方たちに向けた映像制作の案件がちょうどあり、
研究対象としても、とても参考になるCMです。
代理店の方に教えて頂きました。


この中の、コワーキングスペース。

「コワーキングスペース 長野」

で検索してみたら、
ここ長野市にも何軒かありました。


コワーキングスペース。
日本語で言うと、共同作業場。

レンタル会議室とは違い、「相席」になるようですね。
部屋ではなくて机を借りて、仕事する。

いろんな業種の人が利用するから交流が生まれる、
ということがメリットになっているようです。
事務所を持たないフリーランスな方たちに人気だとか。

学生の頃、図書館の大きな机で、みんなで勉強しました。
それぞれ課題(宿題)がちがうので、一緒の机でやる必要はないのですが、
教えあったりしながらなんとなく「勉強している感」があったものです。

要するにあれか。と思います。

きっと楽しいでしょうね。
仕事で使える時間は有限です。楽しい方が良いに決まっています。
機会があればコワーキングスペースで仕事してみたいものです。



しかしなぁ・・・



もしも後輩がCMの様になったら・・・。

私 「なんで会社に来ないんだ?」

後輩「なんで行かなきゃいけないんですか?」


って言われたらなぁ・・・

次の言葉はひとつしか思いつきません・・・。

汚い言葉です。家族には言わない様な言葉です。



そんな言葉を言わせないように伝えるのもまた、大人の知恵ですね。


結論として言えることはひとつです。



「質問に質問で返すと、角が立つ」。








2017年4月14日金曜日

映像制作のやり方



①情報を集める
②考える
③撮る
④つなぐ
⑤見せる


全て大切な工程です。


なかでも②は・・・

②しか重要じゃない、と言えるくらい大切です。


①③④⑤を行うために、②があります。

②があるからこそ①③④⑤が行えます。


③と⑤は技術の発展で、誰でも出来るようになりました。



②も誰でも出来ます。


しかし、③や⑤とはちがい、誰もが楽しいと思えるものではありません。


機械に頼める部分もありません。



違う角度の言葉で言い換えると②は「勉強」に近いです。


イヤでも我慢してやるんです。コツコツやるんです。

そして、それを楽しめるようになると、伸びるのでしょう。



素晴らしい参考書を手にしたところで、読まなくては意味がありません。

理解できなくては意味がありません。考えないと、意味がないんです。



そんなわけで、②が全ての源。大切に取り組まなくてはなりません。




なぜこんなことを書いているのかというと、



この姿を見たからです。

Googleのストリートビューの撮影。


あの「ストビューカー」が入れないところを、徒歩で撮影しています。

けっこう過酷な場所へも行っていて、「こんなところもストビューが」と
話題になったりしますよね。火山とか。


Googleの地図は、その国の地図業社のものを使用しているようです。
日本だと「ゼンリン」社のロゴが出たりしているので、
そういうことなんでしょう。

でもGoogleマップの売りであるストリートビューは、
こうやって徒歩や車で「実際に訪れて」作っている・・・。


「地図を作るなら、まず歩く」。

これはおそらく、上記の②にあたる行為でしょう。


全世界をIT技術で席巻する、かのGoogleですら、
伊能忠敬の頃から変わらない「歩く・走る」ことを
ベースにして世界で最も使われる地図を作っています。



長野県は田舎です。

この様な地方で、この様な姿を見て、「むむむ」と思った次第であります。
(たぶん、おそらく、カメラを背負っているのは地元の業社さん、のはず)



②が大切です。

映像を作るならまず、考えるのです。
















2017年4月7日金曜日

Premiere  シーケンス設定


(縦長のシーケンス その雄姿)


番組やCM、VP等、テレビで放映するものばかりを制作しているので
気づかなかった機能というか、設定がありました。

シーケンスって、どんな解像度でも作れるんですね。

今回は   縦1280 横720 というお仕事を頂きました。

デジタルサイネージというものです。


デジタルサイネージ・・・訳すと・・・電子看板 もしくは 電子広告。

「柱巻」とも言うそうですが、テレビを縦にしてポスターみたいに
壁や柱に据え付け、そこに映像を流すというものです。

以前、旅行で品川の駅に行ったら、ズラーッと縦モニターが並んで
全部同じ内容の広告が・・・。あれは圧巻でした。

(品川駅 筆者撮影)


こういった画面に映し出す映像は、無論縦長のレイアウト。
デジタルサイネージ向けの映像は初めてではありませんが、
以前やった時は、モニターを縦にして確認していました。
でも、今回は編集の段階から縦で行けることがわかってうれしい限り。

こんな設定できたんだな〜と、目からウロコでした。

が、

いただいた仕様書を確認したら、レイアウトは縦長でも、データは
横に倒してから搬入する仕様でした。
これなら、モニターを縦にした方が良いですね。

しょぼぼーん。






2017年4月3日月曜日

DISC と DISK

DISC なのか DISK なのか。


 








先日の立科町の案件で学んだことがひとつ。

DISC と DISK はちがう。 このことです。


さて、なにが?


Appleのサポートページに解説がありました。
一言で言うと・・・

DISCは 光学ディスク を指す。


CD /  DVD / Blu-rayなど俗に「円盤」と呼ばれるものです。




DISKは 


磁気メディアを指す。


フロッピーディスク、ハードディスクなどはDISKになるそうです。



要するに、ピカピカ光っていればDISC。それ以外はDISK。ということですね。




さてここからです。




この綴りの違いはなぜ生まれたのか?




海外サイトで調べました。

訳の正確性に自信がありませんので、極力簡潔に、
わかったことを記します。

話のタネにはなりますが、公の場で話すときっと恥をかきます。
それくらいの確度しかないまとめだと思って下さい。


・DISKの方が先に使われていた


・Cを使い出したのは、電機メーカーのフィリップスとソニー


・コンパクトディスク(Compact Disc)の開発時に
 それまでPC業界で先行していたIBM(ハードDISKの先駆者)に
 対抗しようとして、あえて「C」で書いた。COMPACT DISC。

 
ということのようです。
ハードディスクを開発したIBMが「DISK」を使い、
後発のフィリップスとソニーが新メディアCDを開発した時に
「DISC」を使い始めた。ということのようです。


ややこしい・・・



そしてどっちでもいい・・・


まぁ、光っていたらDISC。
それも覚えるのが煩わしければ、カタカナですね。




2017年3月31日金曜日

立科町移住体験プロモーション映像




やっとお披露目となりました。
立科町への移住定住促進を目的としたプロモーション映像です。

昨年の9月から足掛け半年。
秋から冬にかけて、景色や移住をイメージしたシーンを
撮影してきました。

現在Youtubeで公開されています。
5分50秒のフル版と、3分版、30秒版の3本です。

「旅する移住」というタイトルは、
役場のご担当者の皆さんが考案した「移住コンセプト」からとったものです。
本編中に出てくる「人生はきっと旅のようなもの」というフレーズも、
このコンセプトから拝借しました。




本日はDVD版の納品で、役場にお届けしました。

気持ちの良い仕事に恵まれましたこと、とても感謝しております。
ご用命、ありがとうございました。