DVD、Rかプレスか。


今年は例年に比べてDVDでの納品が増えている気がします。
いろんな記録メディアが世に出ても、DVDは今でも安定安心のメディアです。
「物品として映像をお渡しする」際には最大公約数なんだと思います。


DVDでの納品は数も多く、数十枚から数百枚を収めます。

DVDを沢山作る、となるといつも議題に上るのが
コピーなのかプレスなのか、という点です。

両者の違いを簡単に言うと、、、

DVD−R   = マスターをコピーする。市販のDVD−Rに書き出す。

DVDプレス= スタンパー(金型)を作り、樹脂を流し込んでディスクを製造する。


という違いがあります。

プレスの技術は驚くべきものがあります。
マスター盤に記録された目にも見えない「溝」を金型に起こして金型を作り、
そこに溶けたポリカーボネートを流して冷やすと、
映像が入ったDVDのディスクが出来る、という魔術です。

プレスの方が断然高品質です。
売り物と同じ見た目のものが出来ます。
(画質はまた別の話です)


が、それだけが重要ではありません。

プレスは金型の製作に費用がかかる上に、納品まで時間がかかります。
多くの場合「海外プレス」と言って、台湾や上海、韓国などで制作されるからです。
もちろん「国内プレス」もありますが、体感的に値段が倍になります。
さらに、[ Made in ???  ]という原産国表示も盤面に施す必要があります。
通関の為でしょうか。
自分で打ち込んで下さいという業社さんもいれば、
勝手に打ち込んでくれる業社さんもいます。


Rはというと・・・
耐用年数が10年ほどだとよく言われています。信じるか否かは個人によります。
画質も悪いとは思えません。何より、早く出来ます。
費用はまちまちです。プレスと同じくらいの時もあれば、高い時も安い時も。
Rはコピーして書き出すわけですので、
元を読み取る時間、データを書き出す時間が必要です。
中身が2時間もあれば、それ相応の時間がかかるのです。
それでも、作業は国内で行われます。
弊社の場合ならコピーをお願いしている会社さんまでたったの3km。
スピードが欲しいなら、コピー1択です。


Rかプレスか、、、
結論は、納期と費用、用途を鑑みて総合的に判断するべし、ということです。

実に当たり前な、、、つまらない結論になってしまいました。しょぼぼーん。


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