長野県にも5K映像の時代が急に来た

<5k insightより拝借>


という話です。

日頃、プロポーザルの情報を定期的にチェックしています。
提案型入札というものです。

国や地方自治体が観光などのプロモーションビデオを制作して
観光誘致に役立てるという案件がとても沢山あり、
その多くは提案型入札で委託者、誰が作るかが決められます。

ネットで情報をチェックして、
「おっ!」と思うものがあれば参加を検討する、みたいなことを
しているのですが、この間インフルエンザで休んでいる間に
長野県にとんでもない映像制作の企画が持ち上がっていました。

「 5K以上で観光ビデオを作って下さい。
  それと総尺の50%以上はドローンで撮って下さい 」

というお題です。
予算もなかなか、、、というか映像制作のみの案件では
かなりの高額設定でした。
気がついた時には参加締め切りが過ぎており、
あ〜あ、、、と指を咥えている始末でした。
プレゼンでの勝ち負けはさておいても、挑戦したい企画です。

これからプレゼンがある様ですので、どんな方が勝つのか
結果を追いたいと思います。

それにしても5Kかよ!ということで
驚きつつも、どんな機材があるか調べてみました。

案外、

高嶺の花でもありませんでした。


ドローンは、
DJIのインスパイア2が6Kまで対応。
しかもProresRAWで撮れるそうです。
RAWか、、、後処理が心配だな、、、
とは思いますが、普通に手に入る機材ですね。
アマゾンでも買えちゃう。

カメラは、まぁ、RED。
スカーレットの5Kから始まってウェポンの8Kまで。
レンタルしてもスカーレットならレンズなしで1日5万円くらいです。
予算規模を考えるとカメラを購入しても良いくらいです。

Blackmagicは、URSAというモデルがありますが、
あいにく4.6Kまで。

Sonyはというと、CineAltaブランドのF65が8K対応。

PanasonicのVARICAMはちょっとよくわかりませんが、
5K以上対応は無い様でした。
が、EVAというコンパクトシネマカメラが5.7K対応。
ドローンやスタビライザーにも搭載できる様です。
しかも価格は100万切り。

最後にCANON。キヤノン。
CinemaEOSのC700が7月発売だそうで5.9K対応。

という感じです。
12月から衛星放送で4Kと8Kの放送が始まることもあって、
5K以上のカメラがすっかり充実してきています。


そんなわけで今回のプロポーザルは
5K対応やらの機材と編集機、そして完パケ実績を
「すでに持っている」方たちが有利な気がします。

映像制作は設備産業の側面もあります。
来年あたりまでこんな感じが続きそうですね。

しかしまぁ、世の人はスマホでなんでも見たがっているわけで、
そんな中で5Kだの8Kだの、大きな画面の前にまた人を集めようという
動きもあって、何が良いとか悪いとかってわけじゃなく、
話題がいろいろある業界です。

IoTの方でもスマートディスプレイなんてのが出てきて、
それタブレットじゃ無いの?
って無粋なことは言えない感じになってたり
私個人としては新聞とラジオが面白くなってきたりしてまして、
まぁ情報過多過多過多。

私生活でも仕事でも「己がどうしたいか」主体的に
選択していく度量がないと物と人、
そして情報に翻弄されるだけですね。





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